1匹とお婆と2つのお星さま

2016年9月 あおは虹の橋を渡りました。

2018年5月 こはくが突然虹の橋を渡りました。

お婆は・・・

急変

いつもと変わらない日になるはずでした。
ただCTの結果を聞きに行っただけでした。
結果が悪いのは百も承知。
だけど・・・診察を車の中で待ってたのですが、あおちんの様子がおかしい。
後部座席に丸くなって座っている。受付に行こうと降ろしても自分で歩かず座り込んでいる。


なんか変。


抱えて院内に入り様子を見るが動かない。それどころか床に寝そべってしまった。
病院でそんな事したことないのに。焦るお婆。でもかかりつけの病院ではないので誰に声をかけたら良いのか全く分からない。そんな時にフロアーにいた看護師?さんが声を掛けてくれた。お婆すぐに
「あおの様子がおかしいんです。こんな事しないのに。」
「あおちゃん・・」すぐにインカムで先生に報告してくれた。
「Fせんせいすみません。あおちゃんの様子がおかしいとお母さんが言われてます。
ぐったりしてます。歯茎も白いです。診れますか・・・了解です。お母さん運べますか
あおちゃん」
お婆焦ってうまくあおちんを抱えることが出来ずにいたらすぐに違う看護師さんを呼んでくれて診察室へ・・・F先生が待ってある。あおちんを見て直ぐに処置に入られた。


「お母さん、あおちゃんショック状態になってる。もしかしたら破裂したのかもしれない。」と言いながら手には注射針。看護師さんには点滴の支持と血圧の支持を出していた



何が何だか分からずにオロオロするお婆。
酸素の管を持ってあおちんの口の前に出す。



「お母さん・・もしかしたら・・家に帰れないかもしれない。帰れるように頑張るからね」



状態が非常に悪いんだと察知したお婆。涙が溢れて止まらない。
朝まで普通だったのに。いつものあおちんだったのに。



「お待ちの皆様へお知らせです。ただいま急患の患者様の処置が入っています。
大変申し訳ございませんが時間がかかりますので今しばらくお待ちください。」





こんなアナウンスが流れてた。





血圧が上がって落ち着いてきたので酸素室で時間いっぱい預からしてほしいと言われ、すぐに承諾。
先生に「もう一匹の犬を連れてきて会わせても良いですか?」と聞いたお婆。



多分ダメなんだと思ったのでこはくとお婆とであおちんを看取ってあげようと
思ったお婆。



先生のOKが出たのでダッシュで車を飛ばす。高速も飛ばす。


帰りながら「一人では逝かせないから。待っとってよ」と何回も叫んだ。

長くなりました。
読んでいただいてありがとうございます。
あおちん頑張ってます。


お婆





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